EC2インスタンスの準備

EC2インスタンスを準備するための基本的な手順は以下の通りです:

  1. AWS Management Consoleにログイン:まず、Amazon Web Servicesのアカウントにログインします。アカウントがない場合は、新規に作成することができます。

  2. EC2ダッシュボードを開く:AWS Management Consoleのサービスリストから「EC2」を選択します。

  3. 新しいインスタンスを作成:「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。ここで、インスタンスのタイプ、セキュリティ設定、ストレージオプションなどを選択します。

  4. インスタンスの起動:設定が完了したら、「インスタンスの起動」ボタンをクリックします。これにより、新しいEC2インスタンスが作成され、起動します。

  5. SSH接続:インスタンスが起動したら、SSHを使用してインスタンスに接続します。これには、作成時にダウンロードした秘密鍵ファイルが必要です。

以上が、EC2インスタンスの基本的な準備手順です。次のステップでは、このインスタンスにRubyをインストールします。それについては次のセクションで説明します。

必要なパッケージのインストール

Rubyをインストールする前に、いくつかの必要なパッケージをインストールする必要があります。以下に、その手順を示します:

  1. パッケージリストの更新:まず、以下のコマンドを実行してパッケージリストを更新します。
sudo apt-get update
  1. 依存パッケージのインストール:次に、Rubyのインストールに必要な依存パッケージをインストールします。これには、ビルドツールやライブラリなどが含まれます。
sudo apt-get install git curl zlib1g-dev build-essential libssl-dev libreadline-dev libyaml-dev libsqlite3-dev sqlite3 libxml2-dev libxslt1-dev libcurl4-openssl-dev software-properties-common libffi-dev

以上が、Rubyをインストールする前にEC2インスタンスに必要なパッケージをインストールする手順です。次のステップでは、rbenvとruby-buildをインストールします。それについては次のセクションで説明します。

rbenvとruby-buildのインストール

Rubyのバージョン管理を容易にするために、rbenvruby-buildをインストールします。以下に、その手順を示します:

  1. rbenvのクローン:まず、GitHubからrbenvをクローンします。
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
  1. パスの設定:次に、rbenvをパスに追加します。これにより、新しいシェルセッションでrbenvコマンドを使用できるようになります。
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
  1. rbenvの初期化:rbenvを初期化します。
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
  1. シェルの再起動:以上の設定を反映させるために、シェルを再起動します。
exec $SHELL
  1. ruby-buildのクローン:rbenvのプラグインであるruby-buildをクローンします。これにより、rbenv installコマンドを使用してRubyのバージョンをインストールできるようになります。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

以上が、rbenvとruby-buildをインストールする手順です。次のステップでは、Rubyをインストールします。それについては次のセクションで説明します。

Rubyのインストール

次に、Rubyをインストールします。以下に、その手順を示します:

  1. Rubyのバージョンを選択:まず、インストールしたいRubyのバージョンを選択します。最新バージョンの情報はRubyの公式ウェブサイトで確認できます。
rbenv install -l
  1. Rubyのインストール:選択したバージョンのRubyをインストールします。ここでは、例として2.7.1をインストールします。
rbenv install 2.7.1
  1. デフォルトのRubyバージョンの設定:インストールしたRubyをデフォルトのバージョンとして設定します。
rbenv global 2.7.1
  1. Rubyのバージョンの確認:正しくインストールされ、設定されたことを確認します。
ruby -v

以上が、Rubyのインストール手順です。次のステップでは、インストールの確認を行います。それについては次のセクションで説明します。

インストールの確認

最後に、Rubyが正しくインストールされたことを確認します。以下に、その手順を示します:

  1. Rubyのバージョンの確認:以下のコマンドを実行して、Rubyのバージョンを確認します。
ruby -v

このコマンドを実行すると、インストールしたRubyのバージョンが表示されます。これが表示されれば、Rubyのインストールは成功です。

以上が、EC2インスタンスにRubyをインストールする手順全体です。これらの手順を順に実行することで、EC2インスタンスにRubyをインストールし、使用することができます。それぞれのステップで問題が発生した場合は、エラーメッセージをGoogleで検索するか、Stack Overflowなどのコミュニティに質問することをお勧めします。それでは、Happy Coding!

投稿者 hoshino

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