UbuntuにおけるRubyのインストール

UbuntuでRubyをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. 依存関係のインストール:
    まず、Rubyをインストールする前に、いくつかの依存関係をインストールする必要があります。これらは、Rubyのビルドとインストールをサポートするためのものです。以下のコマンドを実行してこれらをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install git curl zlib1g-dev build-essential libssl-dev libreadline-dev libyaml-dev libsqlite3-dev sqlite3 libxml2-dev libxslt1-dev libcurl4-openssl-dev software-properties-common libffi-dev
  1. rbenvのインストール:
    次に、Rubyのバージョン管理ツールであるrbenvをインストールします。これにより、システム全体ではなく、ユーザーごとに異なるRubyのバージョンを使用することができます。以下のコマンドを実行してrbenvをインストールします。
cd
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
exec $SHELL
  1. ruby-buildのインストール:
    ruby-buildはrbenvのプラグインで、Rubyのインストールを簡単にします。以下のコマンドを実行してruby-buildをインストールします。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/plugins/ruby-build/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
exec $SHELL
  1. Rubyのインストール:
    最後に、Rubyをインストールします。以下のコマンドを実行して最新バージョンのRubyをインストールします。
rbenv install 2.7.1
rbenv global 2.7.1

以上で、UbuntuにRubyがインストールされました。ruby -vコマンドを実行して、正しくインストールされたことを確認できます。このコマンドは、インストールされたRubyのバージョンを表示します。

Railsのインストールと設定

Rubyがインストールされたら、次にRailsをインストールします。以下の手順で行います。

  1. Railsのインストール:
    まず、以下のコマンドを実行してRailsをインストールします。
gem install rails -v 6.0.3.4

このコマンドは、Rubyのパッケージマネージャであるgemを使用して、指定したバージョンのRailsをインストールします。

  1. Railsのバージョン確認:
    インストールが成功したかどうかを確認するために、以下のコマンドを実行します。
rails -v

このコマンドは、インストールされたRailsのバージョンを表示します。

  1. 新しいRailsアプリケーションの作成:
    次に、新しいRailsアプリケーションを作成します。以下のコマンドを実行します。
rails new myapp

このコマンドは、myappという名前の新しいRailsアプリケーションを作成します。

  1. Railsサーバの起動:
    最後に、以下のコマンドを実行してRailsサーバを起動します。
cd myapp
rails server

以上で、Railsのインストールと設定が完了しました。これで、Ubuntu環境でRailsアプリケーションを開発する準備が整いました。お疲れ様でした!

データベースの設定

Railsアプリケーションを作成した後、データベースの設定を行う必要があります。以下の手順で行います。

  1. データベースの選択:
    まず、使用するデータベースを選択します。RailsはデフォルトでSQLiteを使用しますが、PostgreSQLやMySQLなど他のデータベースを使用することも可能です。

  2. データベースのインストール:
    選択したデータベースをインストールします。以下は、PostgreSQLをインストールするためのコマンドです。

sudo apt-get install postgresql postgresql-contrib libpq-dev
  1. データベースの設定:
    次に、データベースの設定を行います。これには、データベースのユーザーの作成と、Railsアプリケーションのデータベース設定ファイルの編集が含まれます。

  2. データベースユーザーの作成:

sudo -u postgres createuser -s -r -d $(whoami)
createdb $(whoami)
  • Railsアプリケーションのデータベース設定ファイルの編集:
# config/database.yml
default: &default
  adapter: postgresql
  encoding: unicode
  pool: <%= ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 } %>
  username: <%= ENV['DB_USERNAME'] %>
  password: <%= ENV['DB_PASSWORD'] %>

development:
  <<: *default
  database: myapp_development

test:
  <<: *default
  database: myapp_test

production:
  <<: *default
  database: myapp_production
  username: myapp
  password: <%= ENV['MYAPP_DATABASE_PASSWORD'] %>

以上で、データベースの設定が完了しました。これで、Railsアプリケーションでデータベースを使用する準備が整いました。お疲れ様でした!

アプリケーションの作成と動作確認

Railsとデータベースの設定が完了したら、次にアプリケーションの作成と動作確認を行います。以下の手順で行います。

  1. 新しいRailsアプリケーションの作成:
    以下のコマンドを実行して新しいRailsアプリケーションを作成します。
rails new myapp

このコマンドは、myappという名前の新しいRailsアプリケーションを作成します。

  1. アプリケーションへの移動:
    以下のコマンドを実行して新しく作成したアプリケーションのディレクトリに移動します。
cd myapp
  1. Railsサーバの起動:
    以下のコマンドを実行してRailsサーバを起動します。
rails server
  1. アプリケーションの動作確認:
    最後に、ブラウザを開き、localhost:3000にアクセスしてアプリケーションが正しく動作していることを確認します。”Yay! You’re on Rails!”というメッセージが表示されれば、アプリケーションの作成と動作確認は成功です。

以上で、アプリケーションの作成と動作確認が完了しました。これで、Ubuntu環境でRailsアプリケーションの開発を始める準備が整いました。お疲れ様でした!

投稿者 hoshino

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