Rubyとは

Rubyは、まつもとゆきひろ(通称Matz)によって開発された、オブジェクト指向スクリプト言語です。Rubyは、シンプルでありながらも強力な機能を持つ言語で、コードの可読性と人間中心の設計を重視しています。

Rubyは、ウェブアプリケーションの開発によく使われ、特にRuby on Railsというフレームワークが有名です。また、Rubyは動的型付けを採用しており、柔軟なプログラミングが可能です。

Rubyの特徴をいくつか挙げると、以下のようになります:

  • オブジェクト指向: Rubyは純粋なオブジェクト指向言語で、すべての値がオブジェクトです。
  • 動的型付け: Rubyは動的に型を決定するため、型宣言が不要です。
  • ガベージコレクション: Rubyはメモリ管理を自動で行います。
  • 豊富な標準ライブラリ: Rubyには、ファイル操作、OS操作、スレッド、ネットワークプログラミングなど、多くの機能を提供する標準ライブラリが付属しています。

以上がRubyの基本的な説明となります。次のセクションでは、CentOS 7にRubyをインストールする方法について詳しく説明します。

CentOS 7にRubyをインストールする前提条件

RubyをCentOS 7にインストールする前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

  1. CentOS 7がインストールされていること: Rubyをインストールするためには、まずCentOS 7がインストールされている必要があります。CentOS 7のインストール方法については、公式のCentOSウェブサイトや関連の技術文書を参照してください。

  2. インターネット接続が可能であること: Rubyのインストールはインターネット経由で行います。そのため、インターネットに接続できる環境であることが必要です。

  3. sudo権限を持つユーザーアカウントがあること: Rubyのインストールにはroot権限が必要です。sudo権限を持つユーザーアカウントで作業を行うことを推奨します。

  4. 十分なディスクスペースがあること: Rubyと関連パッケージのインストールには十分なディスクスペースが必要です。ディスクスペースが不足している場合は、不要なファイルを削除するなどして、十分なスペースを確保してください。

以上がRubyをCentOS 7にインストールする前提条件です。次のセクションでは、CentOS 7にRubyをインストールする具体的な方法について説明します。

CentOS 7にRubyをyumパッケージマネージャーでインストールする方法

CentOS 7にRubyをインストールする最も簡単な方法の一つは、yumパッケージマネージャーを使用することです。以下に、その手順を示します。

  1. ターミナルを開く: ターミナルを開き、すべてのコマンドを実行します。

  2. パッケージリストを更新する: 最初に、以下のコマンドを使用してパッケージリストを更新します。

sudo yum update
  1. Rubyをインストールする: 次に、以下のコマンドを使用してRubyをインストールします。
sudo yum install ruby
  1. インストールの確認: Rubyが正しくインストールされたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
ruby -v

このコマンドは、インストールされたRubyのバージョンを表示します。これにより、Rubyが正しくインストールされたことを確認できます。

以上が、CentOS 7にRubyをyumパッケージマネージャーでインストールする方法です。次のセクションでは、CentOS 7にRubyをRbenvを使用してインストールする方法について説明します。

CentOS 7にRubyをRbenvを使用してインストールする方法

Rbenvは、Rubyのバージョンを管理するためのツールです。Rbenvを使用すると、システム全体ではなく、プロジェクトごとに異なるRubyのバージョンを使用することができます。以下に、CentOS 7にRubyをRbenvを使用してインストールする手順を示します。

  1. 必要な依存関係をインストールする: RbenvとRubyをビルドするためには、いくつかの依存関係が必要です。以下のコマンドを使用して、これらの依存関係をインストールします。
sudo yum install -y git-core zlib zlib-devel gcc-c++ patch readline readline-devel libyaml-devel libffi-devel openssl-devel make bzip2 autoconf automake libtool bison curl sqlite-devel
  1. Rbenvをインストールする: 以下のコマンドを使用して、Rbenvをインストールします。
cd
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
exec $SHELL
  1. ruby-buildをインストールする: ruby-buildは、Rbenvのプラグインで、Rubyのバージョンを簡単にインストールするためのものです。以下のコマンドを使用して、ruby-buildをインストールします。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/plugins/ruby-build/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
exec $SHELL
  1. Rubyをインストールする: 以下のコマンドを使用して、Rubyをインストールします。
rbenv install 2.6.3
rbenv global 2.6.3
ruby -v

以上が、CentOS 7にRubyをRbenvを使用してインストールする方法です。次のセクションでは、CentOS 7にRubyをRVMを使用してインストールする方法について説明します。

CentOS 7にRubyをRVMを使用してインストールする方法

RVM(Ruby Version Manager)は、Rubyのバージョンを管理するためのツールです。RVMを使用すると、システム全体ではなく、プロジェクトごとに異なるRubyのバージョンを使用することができます。以下に、CentOS 7にRubyをRVMを使用してインストールする手順を示します。

  1. 必要な依存関係をインストールする: RVMとRubyをビルドするためには、いくつかの依存関係が必要です。以下のコマンドを使用して、これらの依存関係をインストールします。
sudo yum install curl gpg gcc gcc-c++ make
  1. RVMをインストールする: 以下のコマンドを使用して、RVMをインストールします。
\curl -sSL https://get.rvm.io | bash -s stable
  1. RVMを有効にする: 以下のコマンドを使用して、RVMを有効にします。
source ~/.rvm/scripts/rvm
  1. Rubyをインストールする: 以下のコマンドを使用して、Rubyをインストールします。
rvm install 2.6.3
rvm use 2.6.3 --default
ruby -v

以上が、CentOS 7にRubyをRVMを使用してインストールする方法です。次のセクションでは、インストール後の確認方法について説明します。

インストール後の確認

Rubyが正しくインストールされたかどうかを確認するには、以下の手順を実行します。

  1. ターミナルを開く: ターミナルを開き、すべてのコマンドを実行します。

  2. Rubyのバージョンを確認する: 以下のコマンドを使用して、インストールされたRubyのバージョンを確認します。

ruby -v

このコマンドは、インストールされたRubyのバージョンを表示します。これにより、Rubyが正しくインストールされたことを確認できます。

以上が、Rubyのインストール後の確認方法です。これで、CentOS 7にRubyをインストールする方法についての説明は終わりです。この記事があなたのRubyのインストール作業に役立つことを願っています。何か問題が発生した場合は、適切なエラーメッセージとともに、問題の詳細を記述してサポートに問い合わせてください。ハッピープログラミング!

投稿者 hoshino

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